魅惑のヴァンパイア
「奥様。テイルです」
ヴラドは、奥様と聞いて、一瞬たじろいだ。
何を隠そう、王の正妻こそがヴラドの母を殺め、王宮から遠く離れた場所で過ごすことにさせた張本人だからである。
扉が少し開き、小間使いの小さな顔が見えた。
テイル大臣の姿を確認すると、扉は開き部屋の様子が見えた。
部屋の大きさは小ホールくらいあった。
一番に目のついたのは、獅子の頭だけが残り、毛皮が伸びた絨毯や、鹿の見事な角が飾られた壁だった。
大きな絵画には二匹の虎が争う様子が描かれ、龍の置物など力を鼓舞するものが飾られていた。
ヴラドは、奥様と聞いて、一瞬たじろいだ。
何を隠そう、王の正妻こそがヴラドの母を殺め、王宮から遠く離れた場所で過ごすことにさせた張本人だからである。
扉が少し開き、小間使いの小さな顔が見えた。
テイル大臣の姿を確認すると、扉は開き部屋の様子が見えた。
部屋の大きさは小ホールくらいあった。
一番に目のついたのは、獅子の頭だけが残り、毛皮が伸びた絨毯や、鹿の見事な角が飾られた壁だった。
大きな絵画には二匹の虎が争う様子が描かれ、龍の置物など力を鼓舞するものが飾られていた。