魅惑のヴァンパイア
「ヴラドは……私のことを女としてさえ見てくれていないと思ってた。私は人間で……ヴラドのペットで……。愛されるなんて望んでも悲しいだけだと思ってた」


 目を固く瞑りながら、ずっと隠していた想いを語った。


ヴラドがどんな表情で聞いているのか気になったけれど、また怒られそうなので頑張って言いつけを守っていた。


「もう一度、言ってくれないか?」


 ヴラドの声が震えていた。


「え?」


「愛している……と」
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