魅惑のヴァンパイア
その言葉に三人の王子達は目を合わせて戸惑い始めた。


慌てた王妃の顔がさっと変わり、


「なんたる無礼者! お主だけは生かしてやろうとも思わなくもなかったのに、自ら命を縮めたな!」


王妃は声を荒げ、怒りを露わにした。


「ピーターも執事も、そこにいる汚らわしい人間も! ヴラドに支持する者全てを消し去ってしまおう。
魔界に君臨する王が、下等な人間とのハーフだなんてあってはいけないこと! そうは思わぬか!」


 王妃が叫ぶと、共鳴するように「おぉ~!」と地響きのような声がこだました。


 ヴラドに従えていた軍隊達も、目が血走り、怒りで正気を失っているようだった。


「さぁ全てを焼け放ってしまうがいい! 手初めにヴラドが愛した一切の物を灰にしてやる! ハーッハッハッ!」
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