魅惑のヴァンパイア
「え?」


 ヴラドは真顔で私を押し倒した。


ヴラドの手が、布地の上から私の身体をまさぐり、首元にキスを落としてくる。


「ちょちょちょ、ちょっと待って!」


 私は慌てて両手でヴラドの身体をどかそうとしたけれど、ヴラドの身体はピクリとも動かない。


 ヴラドの唇が、首筋から鎖骨へと移っていき、私の意思とは裏腹に、身体がビクンと脈打つ。


「んっ……」


「その反応。本物のシャオンか!」


 ヴラドは驚いて顔を上げた。


「こんなことで私かどうか判断しないで!」
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