魅惑のヴァンパイア
「シャオン……」


「私たちはどんなに離れてても、繋がってるの。今回それが証明された。そうでしょ、ヴラド」


「……そうだな。危険な場所に来たことはいただけないが、確かにシャオンには助けられた。
闇の中で相手の姿が見えず、どこにいるのか分からなかったから苦戦してたんだ。ありがとう」


「でも、私のせいで噛まれちゃったけど……」


「こんなの大したことないって言っただろう? 
シャオンに会えただけで、俺の力は倍増する」


 顔が真っ赤になってしまうセリフを、ヴラドは真面目な顔をして言った。


私は照れくさくて、顔を俯かせてしまう。


 ヴラドは私の顔をまじまじと見て、愛おしそうに目を細めた。
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