魅惑のヴァンパイア
食べ終わると、ヴラドは軽く髪を撫でるように触れた。


そんな何気ない行為に、私は心臓が爆発するくらいドキドキした。


「明日も全く食べなかったら、無理矢理にでも口移しで食べさせるからな」


……じゃあ、食べなかったら、朝も昼も、一緒にいてくれるの?


私は自分の考えに、ハッとして首を横に振った。


……何、考えてるの? 


それじゃまるで、ヴラドにずっと一緒にいてほしいって思っているってことじゃない!


真っ赤になって俯いていると、ヴラドがベッドの中に入ってきた。


「え? あ…ちょ……」


口移しとは違う、キス。


ヴラドは当然のように、私を押し倒した。






……これから何をされるのかを、私はもう知っている。
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