記憶の中の君[短]


翌日、
俺は意を決して
香織の病室を訪ねた。



病室に向かう途中、香織の両親に会った。

「昨日は、すいません。」
俺は昨日病室を飛び出したことを謝り、深々と頭を下げた。


香織の両親を見ると、
どっと疲れている顔だった。


無理もない



「それじゃあ、健くん。香織を頼むわね。」

香織の両親は、俺にそう言って病院を後にした。


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