五月雨。



「かな…」






なる君はそれだけ言うと、下を向いた。






リョーコの気持ちを無駄にしたくなかったから



勇気を振り絞って

明るく…なる君に尋ねた。




「なる君、昨日の事。説明して欲しい…。私ね、寂しかったよ。何か機嫌を損ねる様な事したかな…」











なる君は黙り続けた。




「なる君、付き合ってるなら…私はなる君と向き合いたいよ。黙っててもわからないままだよ。」





声が震えてしまい…これ以上話したら、泣いてしまいそうで。。




そんな私の様子を見たリョーコが



「なる君さー、黙ってないでなんかないの?かながここまで来た意味を考えてよ。」





リョーコのイラつきに反応するかのようになる君が口を開いた…







「…ぜーーよ。」





「えっ?何?」


私はなる君の声の低さにビクッとなった。






「だから……。おまえらうるせーよ。うぜーんだよ!」






…。






「な、なる君?どうゆうこと?」




私は震えながら尋ねた…












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