都会の魔女
「さかのぼること、800年ほど前のヨーロッパでの事です。

僕はネビロス様と言う悪魔のお屋敷で、食糧庫の門番として働いていた。

ネビロス様は偉大な悪魔だった。

そのため配下の者からたくさんの貢物が届き
食糧庫にはいつも、美味しそうな食べ物や酒が山ほどあった。

僕はそれらの管理をしながら、時々こっそりと
酒や食べ物を盗み食いしていた。

こんなにたくさんあるんだから、少しくらいならバレないと思って・・・」

アビーは照れくさそうに言った。

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