都会の魔女
昼になって、遠くに住んでいる幸子の弟夫婦も病院へ駆け付けた。

そして今の所 祖母の状態も安定していると言う事で
今日のところは弟夫婦に任せて、明日必要なものを持ってまた病院に来ることになった。

幸子とりさ子は 幸子の弟夫婦に挨拶をして病室を出た。

「おばあちゃん、大したことなくてよかったね。」

と、幸子が言うと、
りさ子は小さく
「うん・・・」
と答えた。

< 78 / 345 >

この作品をシェア

pagetop