オレの宝物。それは君の笑顔【完】
1カ月ほどして。


K学園からの招待試合が急に決まり、バスの手配の関係でベンチ入りメンバーだけが参加し、それ以外の部員は休みということになった。


オレは参加メンバーに入っていたが、前日の夜、主将から電話がかかってきた。


「明日の試合、おまえ、外されたから」


なんだか嫌な予感がして、オレは裕太に電話してみた。


「主将、またタカを試合に出さないつもりなのかな~」


裕太も同じことを考えたようだ。


「まあ、主将の出方を見てみよ~」

「そうだな」


ほんとに、オレたちは楽観的だった。


「とりあえず、明日はオフになったんだから北原とデートでもしちゃえば~」


裕太に言われて、初めて気づいた。




オレはさっそく香奈にメールをして、明日の約束をした。

< 146 / 233 >

この作品をシェア

pagetop