オレの宝物。それは君の笑顔【完】
「知らね~。だけど、両想いっぽくね?」
「あ、『ベストカップル』、あの2人にしちゃおうかな」
「お~、いいじゃん。オレもそうしようっと」
トミと英治が面白がると、
「じゃあ、私たちも負けてられないわね。『ベストカップル』」
柚夏子がさらにふざけてオレの手を握ってきた。
「バ、バカ、やめろよ」
「なに、おまえら、つき合ってんの~?」
裕太が大声を上げ、
「なになに、織田と鈴木さん、つき合ってるの?」
近くにいた女子が騒ぎ始めた。
「つき合ってないって」
すぐに、強めに、否定したが。
「テレなくてもいいじゃ~ん」
騒ぎはなかなか収まらず、教室の端の、北原にまで聞こえてしまったようだ。
ほんの一瞬だけ重なった視線は、すぐに逸らされて。
まるでオレを拒否するかのように、北原はもう、こちらを見てはくれなかった。
「あ、『ベストカップル』、あの2人にしちゃおうかな」
「お~、いいじゃん。オレもそうしようっと」
トミと英治が面白がると、
「じゃあ、私たちも負けてられないわね。『ベストカップル』」
柚夏子がさらにふざけてオレの手を握ってきた。
「バ、バカ、やめろよ」
「なに、おまえら、つき合ってんの~?」
裕太が大声を上げ、
「なになに、織田と鈴木さん、つき合ってるの?」
近くにいた女子が騒ぎ始めた。
「つき合ってないって」
すぐに、強めに、否定したが。
「テレなくてもいいじゃ~ん」
騒ぎはなかなか収まらず、教室の端の、北原にまで聞こえてしまったようだ。
ほんの一瞬だけ重なった視線は、すぐに逸らされて。
まるでオレを拒否するかのように、北原はもう、こちらを見てはくれなかった。