オレの宝物。それは君の笑顔【完】
文化祭の4日前。


放課後は文化祭の準備をしなければならないので、文化部以外の部活動はない。


北原もそれでピアノを休みにしたのだろうが、正直、オレはホッとしていた。


一緒に帰ったとしても、きっと昨日のような沈黙。


だからと言って、一緒に帰らないのは、この状況をもっと悪化させてしまうだろうから。




放課後、無駄口を叩きながらみんなで展示物を作っていた。


「それにしても、あの加納が風邪ひくなんて、オドロキ」

「鬼の撹乱~」

「いやいや、実は、なんかの調査にでかけてるとか?」

「ありえる~」


話題の中心は、加納の病欠。




加納は今日、学校を休んでいた。

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