オレの宝物。それは君の笑顔【完】
土曜日の夜は、明日が来なければいい、と本気で思った。


日曜日は、一日中落ち着かず、何も手につかなかった。




そして、月曜日。


重い気分を抱えて、学校へ。


しかし、北原も織田も、いつもより元気がなかった。


昼休みには、織田と鈴木がカップルだとかなんとか、騒いでたし。




明日の給食の献立をチェックすると。


――杏仁豆腐。


オレはすぐに加納を呼び出した。

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