イジワルな俺様の秘密ライフ
「連絡先?
俺の教えてなかったか?
じゃ赤外線──」
「誰があんたの連絡先って言ったのよ、ケバ子よケバ子。
ってそうか!
新入りの手土産としては悪くないかもね。
よし、寄越して」
「オマエ偉そうだな……
ま、そんなオマエも嫌いじゃないが。
…………つけてたのか、それ」
海翔さまの視線の先には、あの日つけられた四葉とKのストラップ。
「ん? まぁ……ね」
ちょっと気恥ずかしくなって、自分のケータイの画面をみつめる。
ちらっと視線をあげると、真っ赤になった海翔さまが見えた。
お、怒ってるのかな……
でもつけたのは海翔さまだし、
プ、プレゼントだし。
あ、もしかしたらこれのお代も返済金に含まれたりするのかな……?