イジワルな俺様の秘密ライフ
思考も言葉も体も固まった私。
真っ白になった思考に、ふつふつと気泡がたつように言葉が浮かんでくる。
『嘘』
『信じるな』
『からかってるの?』
『罰ゲームとか』
『有り得ない』
そして小さく小さく控え目に。
『……ほんと?』
「あや?」
止まったままの私に、優しい声が降ってきて、
それだけなのに、何故か信じられる気がした。
もし本当なら、私が一人ぐるぐると考えて『親衛隊に入る』と言ったことは、かなりあさってな思考だったんじゃないだろうか。
しかしそれよりも。
「い、いつから?
な、なんで?
ど、どこらへんに??」
「慌て過ぎだ、バカ」
「だ、だってぇ……」
本当だと言うのなら、ききたいことが沢山あるんだ。