イジワルな俺様の秘密ライフ
…………へ?
その言葉に一発で笑いが止まる。
思考も止まって動きも止まった。
「だから、ムード台無しって言ったんだ。
せっかく人払いしたのに」
…………へ?
固まった私に、言い聞かせるようにゆっくりと声にする。
「おまえが好きだ、桜野亜弥」
どきんっと心臓が跳ねた。
真剣に見つめる眼差しは、さっきまでとは打って変わって鋭さがある。
『好き』なんて言われた経験の少ない私には、息も出来なくなりそうなくらい心臓が激しく鳴り響いていた。
しかも先生は大人で、余裕すら感じられるのがまた私の緊張を昂らせる。
「せんせ……じ、冗談は」
「冗談なんかじゃない、本気だ。
本気でおまえのことを──」
「だ、だめですっ……
私、す、好きな人がっ……」
なんとか拒絶の言葉を伝えた私に、先生は
ふっと表情を崩した。
「知ってる」
「ならどうして……」
「それでもおまえが好きだから」
こんな言葉を言われて、私は赤くなることしか出来なかった。
…………ん?
待てよ??