イジワルな俺様の秘密ライフ
「先生って男の人が好きなんですか?」
おずおずと訊いた私に、先生は盛大に噴き出した。
汚ッ!!
「はあ!?
おまえの思考回路が良くわからん!
俺はただ、彼が恋愛にかかずらってしまうことで、ますます狂言をやらなくなってしまうことを危惧したんだ。
しかしその性格もいいなぁ、狂言やろうや。
でないと大事な彼女を──」
「教育委員会に訴えますよ?」
にっこりと音がしそうなくらいの笑顔を浮かべたであろう声。
というか私はいつまでこうされていればいいのだろう。
いまだに海翔の腕の中です、はい。
「わかったよ、なるべく関わらないようにする。これならいいだろう。
教師として指導することはあるかもしれないが」
「訴えますよ?」
「──ッ!
俺が指導するときは女の先生に変わってもらう、これならいいだろう!!」
「物わかりの良い人は好きですよ」
そう言って私の頭に優しく手を置く。
……つまり私に対する当て付けデスカ。
物わかり悪くて悪かったわね!!