イジワルな俺様の秘密ライフ
でもなんでそんなに先生を警戒するのだろう。
先生は溜め息をついて、私が疑問に思ったことを海翔に言い出した。
「ったく、過保護すぎだろ。
別に俺は桜野のことなんてなんとも思ってない」
「そうでしょうね。
でも一度でもそんな素振りをした人には、牽制をしておかないと。
本気になられたら困りますから」
……本気に……?
「そんなもんかねぇ?
で、その話し方に戻しちゃうのか?
さっきの方が本来の『海翔様』なんだろ?
さっきのままでも俺はいいと思うぞ?」
先生の言葉に、ちょっと海翔の腕に力が入った。
「そう、ですか。
でもこの方が色々と便利ですから」
そしてそこで話は終わりとばかりに、海翔はようやく私を解放した。
「さて、じゃ行こうかアヤさん」
ほえ?
「行くって何処へ?」
「……決まってるだろう。
この馬鹿げた祭を終わらせる」