イジワルな俺様の秘密ライフ
ああなるほど。
でもこんなモテモテ期、もしかしたら一生ないかも……
さっきまでは何とかしなきゃと思ってたはずなのに、いざ終わってしまうとなるとちょっと寂しいというか、
切ないというか、もうちょっと告白されて青春するのもいいかな~なんて……
「あれ?
アヤさんもしかして別にこのままでもいいかもなんて」
海翔の目がすうっと細くなり、瞳は鋭さを増し、雰囲気は威圧的になるのを見て、
私はあわてて首を左右に振る。
「そう? ならいいんだけど」
そう笑ってはいるけど、摂氏マイナス176℃。
こ、怖いっっ
「じゃあ先生、失礼します」
海翔が挨拶をして指導室から出て行くのを、私は先生にお辞儀して追い掛けた。
ん?
何か大切なことを忘れているような。
「──あ。」
扉を出たところで立ち止まった私に、海翔が「なんだ?」と問い掛けてくる。
「だ、大地……!!」
そう、あまりにも色々有りすぎて、
大地を忘れてた!!