イジワルな俺様の秘密ライフ


「あたし以外の女に奪われないようにね」


「ケバ……花園さぁぁん!!」


「ちょっと、勘違いしないで!

アンタならぽやぽやしてるから奪いやすそうってだけ」


「うん、うんっ」


「ちょっと本当にわかってんの?

あっ、なつくなってば!!

ちょっと、鼻水ついてるっ」


「うん、うんっ」



花園さんはブツブツ言いながら、ティッシュをくれた。



「ありがとう、花園さん」


「うるさい、さっさと行けば?

アンタだけでもウザいのに、アンタがいると姫香も来るから……マジ勘弁」



そう言った花園さんは、海翔を見て言った。



「これからも、ファンでいていいですか?」


< 286 / 290 >

この作品をシェア

pagetop