裏表プリンス
そして……
「……でココを修飾してるから訳がこうなる、……と」
それと説明する時の声、ヤバい。聞いただけで胸がキュンてする。
今だって一緒に居るってだけで色々とヤバいのに、声まで聞いちゃったら私の心臓保たないよ。
「……オイ、バカ伊桜」
てか、煉に勉強を教わってる所、他の女子には絶対に見られたくないなー……。
絶対に後で面倒な事になるよ。
視線を煉から窓の外に移し、煉に聞こえない程度に小さく溜め息を吐いた。
「聞いてんのかバカ伊桜!!」
「いーひゃーいー!!」
「俺の話を聞かねぇで外見て挙げ句、溜め息吐くとはどう言う事だよ」
あ、聞こえてたんだ。
煉は私の頬を抓っていた手を離すと、その儘頬杖をついた。