裏表プリンス
「んで説明したトコは理解出来たのかって聞いてんだけど」
「うん、煉の解説マジわかり易い!!」
「オマエさ、理解力あんのに何で授業ちゃんと聞かねぇの?何時も寝てばっかだよな」
空いてる手でシャーペンを何回も回しながら呆れ顔で私を見詰める煉。
呆れた顔も格好良く見えるね、また胸キュンしちゃ……じゃなくて!!
「あー……松戸の声が子守歌に聞こえるから寝ちゃうんだよね」
「はぁ?そんな理由かよ!?確かに松戸の声聞くと眠くなる『気』はするけど、ソコは耐えろ!!」
「無理、アレは絶対無理!!」
「じゃあ次から英語の授業は俺がメールで起こして遣るよ」
ディスプレイを90度開いた状態の私の携帯を指差しながら煉は言った。
否々、起こされても寝ちゃうだろうし別に起こして呉れなくて良いよ。て言うか何で手段がメールな訳?
ん?メール……?