裏表プリンス



「て言うか何で私のアド知ってる訳!?教えた覚えないんだけど」

「伊桜……何処まで馬鹿なんだよ」



それだけ言うと煉は小さく堪えながら笑い始めた。

てかさっきから私の事を馬鹿バカって失礼過ぎない?そりゃあ、私は煉より馬鹿だけどさ……。



「笑ってないで答えなさいよ!!何時ドコで知ったの!?」

「じゃあヒント遣るよ。俺は1ヶ月前から伊桜のアドレス知ってる」

「1ヶ月?そんな前から!?」



1ヶ月前って確か……私が煉の本性に気付いた頃……だよね?そん時にアド教える会話の流れなんてあったっけ?

私は頭をフル回転させて1ヶ月前の事を必死に思い出す。

そして頭を過ぎったのは社会科室を去って行く時の煉の姿。


確かその手には……



「あーっ!!社会科室の時っ!!」



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