俺をオトしてみろよ。~愛しのドクターさま~



「好きだったよ、柚」



「池谷くん……」



「時間はかかるかもしれないけど、忘れられるように努力していこうと思う。だから、柚。

……俺に、言いたいこと言っていいよ」




池谷くん。

なんで最後までそんなに優しいの?


勉強を根気強く見てくれて、優しくて、思いやりのある池谷くんと仲良くできて、あたしは嬉しかった。


もう関わることは少なくなってしまうかもしれない。学年末テストまで勉強を見てくれなんて、図々しくて口に出せない。


だけど、池谷くんには諦めずに頑張ることを教わったよ。



だから、こんな言葉を伝えようと思います。




「あたしやっぱり、先生が好き。こんな中途半端な気持ちで、池谷くんの想いを受け止め続けることは出来ない。

だから、クリスマスも一緒に過ごせないし、付き合えません。ごめんなさい。


だけど――あたしを好きになってくれて、ありがとう!」




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