love you…
道の途中、あっと声をあげた。

「どうした?」

流花が聞く。

「宿題置いてきちゃった。」

「戻ろうか。あいつ、忘れるとうるさいし。」

そういう彼女はついて来てくれるみたい。

「そうする。」

あたしたちは来た道を引き返す。




あんな会話を聞くとは知らずに。
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