『Badend Story〜2人のジャンヌ・ダルク〜』(歴史ダークファンタジー)
そんな未来のジャンヌの声を聞いたミカエル先生はまたもや頭を抱えながら、こう言いました。


『あちゃ〜…』



すると、私の隣のマルグリット先生も呟きました。



『…ったく…あの“バカ”…』



そして勿論私自身もこう思いました。



(ジャンヌ…お願いだからそれ以上余計な事を喋らないで…)と。



すると、そんなジャンヌの言葉を聞かなかった様にしかとしたミカエル先生は半ば“無理矢理”神の声を続けました。



(ミカエル先生…“健気”です…頑張って下さい。)


私はそう心の中で叫びながら、頑張るミカエル先生を見守って居ました。



『私は大天使ミカエル、そして、私と共に、聖女カトリーヌとマルグリットが、お前に、神の声を言い渡す。』



(そうその調子ですミカエル先生。)



ミカエル先生の応援に夢中の私の耳に、またしても未来のジャンヌの声が。



『はぁ?“神の声”?』



(お願いジャンヌ、黙って)



ジャンヌの声を聞いた私が心の中でそう叫んだ矢先、ジャンヌの声が止まりました。



『テメェ、さっきからなに言って…ん』



(止まった?)


(ようやくジャンヌもこの計画に気付いてくれた?)


私は立体映像に映し出された未来のジャンヌの顔を見ると、さっきまでの疑問だらけの表情では無く、全てを把握したような表情へと変わって居ました。


そのジャンヌの表情をミカエル先生も確認したのか、ミカエル先生もここぞとばかりに、神の声の続きを14世紀のジャンヌに話し出しました。



『ジャンヌ・ダルク今からお前に神の御意思を伝える。』


『そして、お前はこれからその神の御意思に従い、行動する様に。』


『はい。』
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