風のおとしもの。




「村井君のことも傷つけて、さいてっ……」

「小鳥遊…」

「ごめんなさい、もう誰とも関わりません、ごめんなさぃ……」



俯いて顔を覆う。

………ちっちぇな。
こんなちっせぇ体に、どんだけのもん背負い込んでるんだ?


「…もういい」



何も言わなくていい。

俺がお前の傍にいてやる。
友達が欲しいなら、俺がなってやるよ。
お前の心が少しでも休まるように、お前の苦しみが少しでもなくなるように。


「高見たちと関わるのが辛いなら、もうシカトしとけ」


膝をついて抱きしめてやると、驚いたみたいだ。
気にせず続ける。


「俺はお前を裏切らないから。友達だって、何だってなってやる」

「村井君…」

「だからそんなに自分を責めるな」

「っ………」


小鳥遊の小さい手が、縋るように俺の背中を掴んだ。
歪んでるかもしれないが、俺は嬉しかった。
誰にも頼ろうとしなかったこいつが、俺に縋ってくれたことが。





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