風のおとしもの。
美紀さんに連れ出されるまま遊び、そろそろ夏祭りの時期が近付いてきた。
「そーいえば雛ちゃんて村井と行くんだっけ」
「はい」
今日は美紀さんのお家で一緒に課題をすることになりました。
「浴衣とかあんの?」
「はい、前に母が買ってくれたものが」
「てかさ、二人ってぶっちゃけ付き合ってんの?」
「ぅえっ!?」
さもそれが当たり前かのように聞いてくる。
どう見たらそうなるんでしょうかっ。
「おっ、お友達です!」
「えーっ!隠すことないじゃーん」
「違います、本当ですっ」
「ふぅーん…」
含みのある笑い方ですねっ。
美紀さんは納得していないみたいで、じろじろと観察してきた。
「まーいいんだけどさぁ、3日連続で何すんの」
「どこかへ遊びに行く予定です。まだお祭り以外決まってませんが…」
「てかホントだったんだね。村井のデマカセかもって里香ゆってたけど」
「私もそう思ってたんですが、気を遣って頂いて…」
「もーっ、その言い方やめなって」
「…はい」
人差し指を向けられる。
美紀さんもそれはやめた方が良いと思います。