風のおとしもの。



「ならさぁ、服買ったの調度よかったよね」

「あれを着て行くんですか…?」

「着なかったらただの持ち腐れじゃん」


そうですけど…。
でも確かに、今私が持っている服の中では一番女の子らしいです。


「雛ちゃんて私服のセンスが壊滅的だから心配だよ」

「そんなこと言ったって、わからないものはわからないんです」

「服も勉強しないとわからないに決まってんじゃん」



うぅ…。



「……もう休憩終わりです。やりますよ」

「ちょっとぉ、話途中じゃん!」

「課題も途中です!」


強引に切り上げると、机に向かった。
大体村井君と会うのにそんなに気を遣う必要はありませんっ。
だってお友達なんだから。

……友達…。


「雛ちゃーん、ここヘルプ~」

「はいはい」


今ちくりとした気がしたのは気のせいだよね。


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