風のおとしもの。
「おら、いくぞ!」
「ふぇっ」
「早く回らねぇと花火見れねーぞ」
「花火?」
「知らねぇのかよ、小さいけどあんだよ」
リサーチ不足でした!
まさか夏祭りと花火が一日で堪能出来るなんてっ。
楽しみで胸がドキドキいってます。
…でもホントは、こっちの状況の方が……。
「歩き馴れてないんだろ?体重かけていいから」
「あの、ありがとうございます…」
「ん、なら行くか」
手を引いて腕に捕まるよう促してくれた。
村井君の腕に触るのは初めてじゃないのに。
見た目より逞しい村井君の腕に緊張する。