風のおとしもの。



「おら、いくぞ!」

「ふぇっ」

「早く回らねぇと花火見れねーぞ」

「花火?」

「知らねぇのかよ、小さいけどあんだよ」


リサーチ不足でした!
まさか夏祭りと花火が一日で堪能出来るなんてっ。

楽しみで胸がドキドキいってます。
…でもホントは、こっちの状況の方が……。


「歩き馴れてないんだろ?体重かけていいから」

「あの、ありがとうございます…」

「ん、なら行くか」


手を引いて腕に捕まるよう促してくれた。
村井君の腕に触るのは初めてじゃないのに。

見た目より逞しい村井君の腕に緊張する。


< 362 / 382 >

この作品をシェア

pagetop