風のおとしもの。








「しっかりついて来いよ!」

「はわっ」


今度は手を繋いで支えてくれる。
村井君がすることはいつも急なことが多くて、心臓がいくつあっても足りません。



「どこから行きたいんだ?」

「えと、輪投げをやりたいです」


人混みの中では普段話す声より大きくしないと伝わらない。
思ったよりエネルギーを使う。

村井君は了解と返事し、しっかりと手を引いてくれた。






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