風のおとしもの。








「お嬢ちゃん可愛いからオマケ」


姫りんごの飴を買うと、屋台のおじさんがイチゴ飴を付けてくれた。


「わぁ、ありがとうございます」


村井君の元へ戻ると、さっき買ったばかりの焼きそばがもうなくなっていた。


「お待たせしました」

「おー」


始めは輪投げや射的をやっていたのですが、私はどうも下手くそで……。
反対に村井君はこういうのが得意らしく、次々商品を取っていた。

村井君曰く、夜店には取れる商品と取れない商品があるから、それがわかればだいたい楽しめるそうです。

りんご飴は列が出来ていたので一人で並んだ。
それに村井君がなんとなく手を繋ぐのに躊躇しだしていたから、調度いいかなと思って。

携帯があれば迷子になっても大丈夫だし。
……安心したような、残念なような…。




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