風のおとしもの。
「………小鳥遊、行くぞ」
「へ?ぁっ」
手を取られると、そのまま引っ張られる。
「あー!見て手ぇ繋いでる!」
「ひゅー♪」
冷やかす声を無視して、ずんずん進んでいく。
わ、からあげが…っ。
「あの、みなさん!また今度!」
声を上げるも、届いたかわからない。
村井君が引く力が思いの外強くて、うまく振り向けなかった。
「なんだかんだ、いーカンジだよね☆」
「……そうだね」
「佳代?」
「…いや……」
「―――それより美紀、いつの間に雛乃と仲良くなったんだ」
「ふっふっふぅ、いつでしょう♪」
「隠すなよ」
「きっと今美紀が一番仲良しだよねー☆」
「いや!私が一番だっ」
「へーんだ、佳代なんか相手にされないかもよ」
「負けないからね」
「競うものでもなし……」