小学生がいる
 しかし、小学生はそのまま静香とすれ違い歩いていってしまった。

黄色い傘が邪魔をして昨日の小学生と同一人物であるか確認をすることはできなかったが、それでも単なる心配性なのだろうと静香は心の中で自らを自嘲した。

さきほどの小学生はきっと体調不良かなにかで学校を早退してきたのだろうとも考えられる。

偶然に偶然が重なってそれに臆病な性格がわざわいしてこれほどまでに神経質になっているのだと改めて思った。

 コインランドリーにつくと既にいくつかの乾燥機は回されているが、コインランドリー自体は無人だった。

回されている乾燥機には残り時間を示すデジタル数字が表示されていた。

静香は空いている乾燥機に洗濯物を入れるとコインを4枚投入した。

乾燥機の蓋を閉めると乾燥機が回りだす。

静は40分間のあいだこのコインランドリーで過ごすつもりだった。
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