小学生がいる
「い……いや……」

自然と悲鳴にも近い否定の言葉が口から漏れた。

その最中も乾燥機は無情にもゴオン……ゴオン……と音を立てて回っていた。

逃げ出してしまいたかったが静香は腰から下に力が入らなかった。

目だけが乾燥機の中で転がる小学生を凝視していた。


突然ピーッ! というけたたましい音がした。


他の乾燥機が乾燥を終えたことを知らせる合図だった。

その音のおかげで静香はわれに返ることができた。


コインランドリーの外にと目を向ける。


しかしそこには異様なものが映っていたのだった。
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