小学生がいる
 部屋着に着替えた静香はスーパーで購入した弁当を電子レンジで温めて食事を取ることにした。

お茶の代わりに冷蔵庫にしまってあった1.5ℓのペットボトルのコーラをグラスに移して飲んだ。

食事の最中、今日の不可解なできごとについてあれはなんだったんだろうと改めて考えてみた。


日中、店内を徘徊する小学生……


普段であれば小学生は授業を受けているわけで、あるバイト中にこうもなんどもんども小学生が目に留まるのは異常としかいいようがない。

アルバイト中だったからはっきりと覚えてないのだが、目に留まった小学生はすべて白いポロシャツに黒い半ズボン、黒いランドセルといった男の子であった。

顔や背丈までは覚えていなかったが、どれも同一人物であるとはいいがたい。

朝から昼にかけて同一人物の小学生が店内にずっといるというのは不自然な話だからである。

大抵の客はぶらぶら店内を眺めても30分から長くても1時間ほどで買い物を済ませてしまう。

しかし、レジ打ちをやっていた静香は小学生がなにかを購入しにレジまでやって来たという記憶はなく、ふとレジから店内を見渡せば小学生が陳列された商品を手に取って眺めているという光景が目に飛び込んできたのだった。
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