小野先生とアタシ

あ。

…先生。



そこにはシルバーのBMWの運転席の窓から顔を出している先生の姿があった。



「先に帰ったから家にいるものだと思ったら帰った形跡もない。
携帯も繋がらない…。
新しい住処もまだ見つかってないくせにどこ行くつもりだったんだ?」

イラつきながら早口で先生はアタシに言う。



携帯…?
アタシはうつむいてポケットから携帯をそっと取り出す。

あ…着信が3件…。

気づかなかった…。




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