好き?キライ?…どっち?
その中に1枚だけ、きちんと色の入ったイラストがある


「あっ…すみれだぁ〜」


「それは、今日、力入れて描いた力作!」


そう言うと、昴はソファーの上に座ったまま、私を抱きしめてきた


「凄い…すみれ、可愛い〜さすが昴」


「ハハ。そのイラスト、今度のイラスト集に掲載するつもりなんだ」


「え!?イラスト集?私、絶対買うからね!」


「すみれは買わなくていいよ!俺がイラスト集、プレゼントするから」


昴が私の耳にそっと唇をつける


「う、うん…」


耳が赤くなるのがわかる


「今日は一緒に過ごせて、本当に嬉しいよ」


「私も…」


私は後ろから回された昴の手に手を当てた





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