好き?キライ?…どっち?
「すみれ…今日の夕飯はごちそうだよ」


「え!?ごちそう?何で?特別な日か何か?」


「そうだな…特別な…日と言えばそうなるけど…」


昴が少し照れたような言い方をした


私は振り向いて顔を見た


チュッ


軽いキスとリップ音


「ちょっ…特別な日って?」


「ん?俺の生まれた日!」


「え?今日、昴、誕生日なの?」


私は驚いた


「そ!俺、26歳になりました」


「お、おめでと…私、知らなくて…あっ!プレゼント…何がいい?」


少し焦り気味の私


「プレゼントなんていらないよ?こうして側にいてくれるだけで…」


昴にキュッと抱きしめられる


「昴…でも…私、何かプレゼントしたい」


「ん?昨日貰ったよ?最高のプレゼントを」





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