お嬢様は太陽と歩く



え…?
海咲からは嘘でも言われるとは思っていなかった―


ほぉぅ。

ちょっとは、処女から脱出したのか?



「…そっか。いいよ。でも、」


「でも…?」


「海咲から、キスして?」


「…っえ!?」


「海咲は、キスしたいんでしょ?ならできるじゃん。」


こんなに苛めて嫌われないだろうか?
なんか、やりすぎた気がしてきた…



「…で、でも…」


「できないの?」


「…で、できるよ!…目!
目、瞑ってよっ…!」


目、瞑るんだ
まぁ、海咲が自分からしてくれるんだモンな

前は頬だったし…
今度は、ちゃんと口にしてほしいし…

条件のもうじゃねーの


「ん。分かった。」


俺は目を瞑った



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