お嬢様は太陽と歩く
「どこまでも変わったやつだな」
俺は笑いながら言った。
本当に変わったヤツ――
勉強会の成果がみんなが
頑張ったからとか言ったり―
友達になるために一々断りに行ったり―
男の家に平気で泊まりに来たり―
俺が上げた安物のネックレスを
泥だらけになるまで探し続けたり―
そして尚且つ鈍感処女で―
いつも太陽みたいに笑ってる―
―オレを本気にさせた一番の女―
世界で一番いい女―――
「海咲。」
「ん?なぁに~?」
「ちょっと、こっち来て。」
海咲は俺のもとへ歩いてきた
「こないだ言ってた、太陽のネックレス。」
「あぁ。そーだよ。聖いつになったら教えてくれるのかなーってずっと考えてたんだからー!」
「悪い。」
「あ、教えてくれる気になった?」
「…。心の準備は…いいか?」
「もっちろん!だってずっと考えてたんだもん、もう何を言われても平気♪」