Princessの掟短編集
本名、セルバス・リチャード。
確か私と10歳くらいし変わらないはず。
このホテルの跡取りだったんだ。
「…あの、セバスちゃんがホテルの跡取りだったなんて知らなかったわ。」
驚いていると、隣から咳き込む声が聞こえた。
「…そろそろいいかな?」
顔は変わらず、笑顔だけど、明らか怒ってる優斗。
「は、はい。」
そのオーラに圧倒されながら答えるとグッと優斗の方に引き寄せられた。