海の乙女
すると釣りをしていた一人の乗組員が…
「ぅおー!!魚釣れた!おーい、フレッド!海水こっちに持って来てくれ!」
「うッス!ニックさん!」
フレッドと呼ばれた人は海水が入ったバケツをニックに持って行った。
が…
「っと、と、と、うわっ!!」
「!!!」
フレッドは床の木の出っ張りにつまずき、あたしの目の前で豪快にこけてしまった。
「ってぇ…」
「フレッドだいじょうぶか?」
ライトがフレッドに手を伸ばしていると…
「人魚ちゃん!上!!」
ロビンが大声で叫んだ。
なんのことかよくわからず、上を見てみると…
「え…?」
フレッドが持っていたバケツが上から落ちてきた。
「きゃっ!!」
あたしは頭から海水をかぶってしまった。