海の乙女
「……どうしてそこまでしてくれるの?」
「なんでって…困ってるヤツがいたら助けるのは当たり前だろ?」
「!」
「それに…」と言いながらライトはドアの方に歩いて行った。
「ドアの向こうで盗み聞きしているヤツらも心配してたしな。」
ライトがドアを開けると、ロビンとフレッドが体重をかけていたのか、バランスを崩し「わーっ!!」と叫びながら、倒れてきた。
「あはははは…。すんません……」
「たっく…」とライトは呆れていた。
そのやり取りを見ていたあたしはついクスクスと笑ってしまった。
「…やっと笑ったな。」
「え…?」
「だって、ずっと俺達にネコみたいに警戒しっぱなしだっただろ?」
ね…ねこ…?
「さぁ、そうと決まれば出港の準備ね」
「これから俺達は『仲間』だ!!」