海の乙女
その後、みんなが大急ぎで出航の準備をしているなか、あたしはある物を探していた、が…
「ないよぉ…。」
なかなか見つからず諦めかけていた。
「もう見つからないのかな…。」
「どうしたの?」
「え?」
後ろを振り返るとロビンが立っていた。
「あ!自己紹介がまだだったわね。私はロビンよ。航海士をしてるわ。」
改めて見るとロビンは腰まで伸びるサラサラの黒髪、深紅に輝く瞳、スラッとして背が高くまるでモデルみたいだった。
左目の目元にはホクロもあり色っぽさもある。
あたしはポ〜っと見とれていると、ロビンは「おーい?」とあたしの顔の前で手を振り尋ねてきた。
「え!あ、ごめんなさい!」
「それで、何か探してるみたいだったけど?」
「えっと…その…」
「言ってごらん?」