海の乙女

その後、ロビンとフレッド、ニックに一緒に髪飾りを探すのを手伝ってもらったが…

「こっちにはなかっスよ!」

「そう、こっちにもなかったわ。」

「もうこれで船内は全部探したよなぁ。」

「そうねえ…。」

結局見つからなかった。

「あ、あのもういいよ…。こんなに探してもでてこないし…。」

「でも…」

「おーい!ロビン、フレッド、ニック!ちょっと来てくれ!」

人手が足りないのか一人の乗組員が三人を呼んだ。

「あ、でも…」

ロビンはあたしの探しもののことで少しためらっているようだった。

「あ、あの、あたしは大丈夫ですから行ってきて」

「でも…」

そんな会話をしてる間にもさっきの乗組員が「早くー!!」とうながしている。

「うぃース!」

「…じゃあちょっと待っててね。すぐ戻ってくるわ。」

「うん!」

一人の乗組員に続き、ロビンたちは船内に入っていった。

みんな忙しいのにあたしのこと手伝ってくれてたんだ…。

あたしはロビンたちに感謝の気持ちがあふれてきた。

だが、それと同時に4人でさがしても見つからず、諦めの気持ちも出始めてきていた。

やっぱりもう諦めるしかないのかなぁ…。
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