COURAGE!!
また前に目をやり、目の前の扉を睨み付ける。

そして、思い切って扉を強く押した。

そこは剱が言ったとおり山の頂上だった。

しかし案外広い。

周りを見渡しているとき、あることに気付く。

扉が無い!!

もう後戻りさせてはくれないらしい。

山の頂上を照らす夕日が鎗を嘲笑うかのようにこっちを見ている。

「あなたね!!」

突然、後ろから少し高めの声が聞こえた。

鎗は慌てて後ろを振り向く。

そこには綺麗な茶色の髪を垂らし、クリッとしたかわいらしい目をもち、輪郭が少し丸みを帯びている同い年ぐらいの少女が立っていた。

その子の横で、黄色の竜が飛んでいる。

この子が敵か………

その子から物凄い殺気が漂っていたのですぐにわかった。

数秒間その子と視線がぶつかり、火花が散る。




「「オン!!」」
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