本当に愛おしい君の唇
 と直美を誘った。


「……ええ」


 少し躊躇(ためら)いがちに、彼女が頷く。


 濃密な夜は始まったばかりなのだ。


 新たにパートナーとなった二人で織り成す一夜が……。

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