愚者
「僕はね、僕の中で流れる時間軸で生きているんだ。だから、誰にも僕を止める事は出来ないんだよ」
意味深な言葉だ。だが、葵は言葉の真意を探る以上に、小夜子が紡ぎ出す言葉に惹かれて行く。
「葵君の趣味はなんだい?」
「えっ?」
「趣味だよ、趣味」
「えっと……」
「無いのなら探せば良い。一度きりの人生だぞ、折角の時間が勿体無いじゃないか」
「そう、だよね……」
葵は、小夜子の勢いの有る喋りに乗せられる様に笑顔で頷く。こんなに楽しい気分に成るのは何年ぶりだろうかと葵は思う。何時も他者の顔色を伺う生活をしていた。そんな時に出会った正反対の性格の小夜子。葵は、小夜子との他愛の無い会話を楽しもうと、カップを持ち乍、小夜子の一挙手一投足に心躍る自分を楽しみ、取り留めの無い時間を過ごす事にした。
意味深な言葉だ。だが、葵は言葉の真意を探る以上に、小夜子が紡ぎ出す言葉に惹かれて行く。
「葵君の趣味はなんだい?」
「えっ?」
「趣味だよ、趣味」
「えっと……」
「無いのなら探せば良い。一度きりの人生だぞ、折角の時間が勿体無いじゃないか」
「そう、だよね……」
葵は、小夜子の勢いの有る喋りに乗せられる様に笑顔で頷く。こんなに楽しい気分に成るのは何年ぶりだろうかと葵は思う。何時も他者の顔色を伺う生活をしていた。そんな時に出会った正反対の性格の小夜子。葵は、小夜子との他愛の無い会話を楽しもうと、カップを持ち乍、小夜子の一挙手一投足に心躍る自分を楽しみ、取り留めの無い時間を過ごす事にした。